「助け合いモスク」見学とランチ会 開催

昨日7/6(日)に荻窪のブックカフェ「本で旅するVia」さんと里葉のコラボイベント「イスラムを学び、中東料理を楽しむ『助け合いモスク』見学とランチ会」が行われました。

 

10時30分に大塚駅に集合し、「マスジド大塚」の日本人ムスリム、中村さんの先導で、イスラムの小学校などを見学しながら、マスジド大塚に到着。

(マスジドはアラビア語でイスラム教徒の礼拝所のことで、英語ではモスクといいます)。

 

マスジドは4階建てのビルで、1階は女性専用の礼拝所。2階が男性用で、3階も必要に応じて使用していて、さらに上の階には調理室もあるそうです。

私たちはまず2階の礼拝所を見学しました。イスラム教では偶像崇拝は禁止されているため、シンプルなお部屋に聖地メッカの方角に向いた木の枠がありました。

その後3階に案内され、「日本イスラーム文化センター」事務局長のクレイシさんと中村さんから、スライドを見ながらお話を伺いました。

 

イスラム教についてのお話では、私たちが思っていたこととは異なることもいろいろとあり、皆さんと共に新発見の連続でした。

 

また、こちらを運営する「日本イスラーム文化センター」で行ってきた様々なボランティア活動についてお聞きしました。

東日本大震災のときには、翌日には仙台へ行き、ボランティア活動をされたそうです。おにぎりカレーなどを作って持って行っていましたが、もっとたくさん持っていきたいと、南大塚の商店街や町会の方々と協力して、被災地には100回以上足を運び支援を続けたそうです。

これによってご近所との距離が縮まったとおっしゃっていました。

 

そのほかにも2000年にアフガニスタンで干ばつが起きたとき、40フィートのコンテナ100本以上の古着を送ったり、地域での生活困窮者への炊き出しやフードドライブも行っているそうです。

 

いろいろなお話を伺ったり質疑応答をしていると、スピーカーから独特な節のあるアラビア語の男性の声が聞こえてきました。

これは「アザーン」と呼ばれる「礼拝時間の呼びかけ」で、テープで流すところもある中、こちらでは人が行っているとのこと。

厳粛な響きの声を聞いていると心が落ち着きます。

中東の国ではアザーンのコンテストもあるとのこと。わかる気がします。

その後、実際に始まった礼拝の様子も画面を通して見ることができました。

 

ここまででかなり充実した時間でしたが、そこからさらに里葉に移動して、いよいよ中東料理のランチです✨

この日のために食べ歩き、試作を重ねた「ゴルメサブジ」というイランのハーブシチューと「フムス(ホンモス)」、パセリのサラダ「タッブーレ」にバスマティライスという本格中東メニュー。

初めて召し上がる方がほとんどのようでしたが、おかわりされる方も多く、美味しく召し上がってだけたようでよかったです。

 

食後はコーヒー、紅茶と共に「本で旅するVia」さんが作ってくださったナッツたっぷりの中東のお菓子「パクラヴァ」が登場。本場では歯が折れるくらいに甘いそうですが、こちらは甘さもピッタリで大好評でした!

 

お料理の製作秘話があったり、参加者の皆さま方、和気藹々であっという間に時間は過ぎて、本を読む暇もないくらいに盛況でした。

 

普段、馴染みがあまりないイスラムですが、お話を伺ったり話してみると身近に感じます。参加者の方も皆さん、「知らなかったことも多く、本当に良い体験でした」と言ってくださり、今回の企画を考えてくださった「本で旅するVia」さんには、大変感謝いたします。ご参加の皆さまもお暑い中、ありがとうございました✨

 

知ることは、大事ですね。

「マスジド大塚」ではカレー会をやっているそうで、今度は遊びに行きたくなりました✨

 

いただいた冊子をカフェに置きますので、どうぞご覧ください。

 

また、見学時にお話しの出ました、マスジド大塚と事務局長のクレイシさんを取り上げたNHKの番組「心の時代」のリンクを送ってくださったので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

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