CONCEPT
人とのつながりを生む
本と庭のある場所
住宅街の片隅に空き家をリノベーションしたカフェ&シェアキッチン・レンタルスペースが誕生しました。
このカフェは、人とのつながりを生むような場をつくりたいという店主の思いからはじまっています。孤立化が進み、なんとなく生きにくさを感じる社会の中で、小さな灯りとなる場をつくりたい。
誰もが気軽に入れるカフェとして、本を読んだり、愛犬と一緒にコーヒーが飲めたり、緑や風を感じられ、ほっとできる場。そして、イベントを通して新しい人やものとの出会いを生む場。一人ひとりが、自分の持っているもの- 技術、知識、経験や好きなことを分け合い、誰もが活躍できる場。そこで交流が生まれ、いろいろな人とつながり、広がっていく。そんな場所となることを目指しています。
MESSAGE
店主からのメッセージ
私が第一子の子育てを始めた20数年前から、社会はずいぶん変わりました。頼る人のいない別の地での子育てでしたが、子どもが熱を出したときに、ご近所の方が買い物をついでにしてくれるなどの助け合いが、かつてはありました。今は、多くのことがお金を介したサービスとなり、便利になった一方、人とのつながりが薄くなってしまったように思います。昔は知らない人からよく道を尋ねられたものですが、今はそんなこともありません。SNSで簡単に世界中の人とつながれる世の中になり、世界は広がりましたが、また問題も起こっています。この場所を通じて「顔の見えない誰か」を「顔見知りのあの人」に変えていくつながりを大切にしていきたいと思います。
「里葉」という名前は、この場所を遺してくれた祖父の俳号からとりました。