2023年前半は
前回のブログからあっという間に時間が経って、もう半年が過ぎてしまいました。
いつも時間はあっという間に過ぎるのですが、この半年は本当に早かった。
年が明けてから、私の心はそわそわと落ち着きません。
それは、3月末に東京都の創業助成金の書類提出の期限が
迫ってきていたからでした。
里葉のリノベーション工事真っ只中の2000年8月、
たまたま東京都の創業助成金があることを知りました。
提出期限まであまり時間がなく、しかも採択率2割の狭き門。
それでも通るのではないという変な自信を持って挑みましたが、
事業計画書作成には苦労しました。
東京都のプランコンサルタントの方や家族の力を借りて、慣れない数字と格闘。
なんとかギリギリ間に合わせて提出しました。
その後、書類審査を通過し、面接を経て発表を待ちました。
そして、念願叶って、2021年この事業が採択されたのです!
その時の採択率は2割にも満たなかったので、とても嬉しかったのを覚えています。
しかし、本当に大変だったのは、その後でした。
こちらの助成金を受けるのは、2021年3月からの2年間と決まっていました。
そのため、ゆっくりと開業準備もしていられず、一人で毎日開業準備に明け暮れ、
次女の協力を得て、なんとか6月にカフェをオープンしました。
かかった経費などの細かい書類の提出が必要なため、
開業前も開業してからも常にそのことが頭に引っかかっていました。
最終の書類提出の期限は2年後の2023年の3月末と決まっていました。
そして今年、年が明けてから、ついにその日が迫ってきていて、
気が気ではありません。
提出する書類の膨大なこと!
自分の用事は一切封じて、営業しながら毎日書類と格闘する日々でした。
そして、またなんとかギリギリ3月末に提出することができました!
これで解放された!と2年間の引っ掛かりから一息ついたと思いきや、
なんとすぐにダメ出しのお達しが、、。
しかし、その時、一難去ってまた一難。
新しい問題が発生したのです。
それは父のことでした。父はもう90歳。
それでも二世帯住宅で、なんとか一人で暮らしてきました。
8年ほど前に一度入院してからは、私が朝食、昼食の準備をし、
朝は頑張って階段を登って来て、一緒に食事をしてきました。
リハビリのために頼むと、一緒に洗濯物を干してくれたり、
洗濯物を畳んでくれたりしました。
その父が家で尻餅をついて、圧迫骨折をしてから、
だんだんと歩くのが困難になっていきました。
それでも手すりをつけたり、歩行器を試したりして、
なんとか一人暮らしを続けてきました。
けれどもある日様子を見に行くと、
血を流して歩行器と共に倒れていてびっくりしました。
救急車で病院へ行き診てもらったところ、
幸い頭を少し切っていただけで、脳に異常はありませんでした。
しかしもう、一人で歩くのは危ないので、
急に両手を支えて移動するしかない介護になったのです。
朝起きてから寝るまで、一階との往復ばかりしていました。
夜中のトイレは危ないのでオムツにしてもらい、
子供達の世話していた頃を思い出しました。
赤ちゃんの子育てと同じように介護も常に気を使い、
それが生活の中心になっていきます。
急にその只中に入ってしまい、着替え、介助、洗濯、食事や洗い物、
買い物、連絡など、日常のあらゆるやることに追われていました。
父は圧迫骨折した頃から、もう一人で暮らすより
ホームに行く方が安心だと言っていたので、
ホームを探して、入居することになりました。
そして、先日ホームヘ移りました。
今は、ホームで見守られながら暮らしています。
母が亡くなってから、父が入院する8年前までの20年以上
父は一人で食事も作り、家事も自分でこなして生活してきました。
入院した時に、もうホームに入るかどうかというところでしたが、
私が手伝うことでまた一人暮らしを続けることになりました。
この8年間は、1番下の子が小学校の2年生から高校1年という
私にとっては変化の大きい時でしたが、父はいつも変わらず穏やかで、
食事や何かに文句を言うことはほとんどなく、真面目に淡々と暮らしていました。
父の人生を思うと、思い通りにならずに辛いことも多かったと思うのですが、
その運命に不満をいうこともなく、受け入れて生きてきたように思います。
そのことを思うと、頭が下がります。
この期間はあっという間でしたが、一緒に過ごせて本当に良かったです。
短い間でしたが、介護を経験できたことも良かったです。
洗濯物を一緒に干しながら、いつまでも続くように思えるこの日常が、
いつかは、そう遠くない日に終わるのだろうと思っていました。
とうとうその日が来てしまいました。
今は父がいなくなって寂しいのと、肩の荷が降りたのとで、
力が抜けて、ふぅっと、、、。
そうだ、助成金精算書類の修正に全く手をつけていない!やらなくては💦
こんな感じで、週2日しかカフェの営業はしていなくても、
何かと慌ただしい毎日です。