2024年の振り返りと映画「ホワイトバード」
2025年また新しい年が始まりました。
昨年2024年を振り返ってみます。
昨年の大きなトピックは2つありました。
一つは、1月2月にあったテレビ朝日系のドラマ「愛のない恋人たち」のロケ地となったことです。
その前の年の12月から始まり、2月までの3ヶ月間でしたが、テレビドラマ撮影が初めての経験でしたので、貸し出しとはいえ、問題があってはいけないと緊張しながら行いました。冬の寒い時期でしたので、1時間前には早起きして暖房を入れたり、控室にホットカーペットを購入したり、できるだけ気持ちよくお使いいただけるよう気を配りました。無事に撮り終えることができてホッとしました。毎回私の家族の分までロケ弁をいただいたりと、本当にお世話になりました。3月にはドラマを見たファンの方たちがたくさんいらしてくださり、大忙しでした。
もう一つは、3月に子ども食堂関連の助成金を初めて受けられることになり、無料のイベントをいくつか開催することができたことです。
7月 本の楽しみ方カードを使ったワークショップ
8月 小中学生対象のパン作り体験と絵本読み聞かせ
11月 目の見えない音楽家である坂田さんのトークと音楽会
中でも11月に開催した音楽会は、1月2月で「おんがくとトーク」というイベントの中で聞き、ぜひ多くの方に聞いてもらいたいと、助成金申請のきっかけになったものでした。
今回無料で開催することができ、たくさんの方に聞いていただけて嬉しかったです。
そのほか、いつもブックトークにいらしてくださる方による本のイベント「私の学習発表会」やバイオリンデュオ エル・ココンによる音楽会を夏とクリスマスに行うことができました。
エルココンの若いお二人の進化を感じられて、こちらも嬉しかったです。
小さな会としては、ブックトーク4回、シネマトーク2回、初の漫画トークも行いました。
細々と続けてきたブックトークも16回となりましたので、ゆるいコミュニティになっているのを感じます。これからも続けていきたいと思います。
子ども食堂も、一度台風で中止となった回があったのですが、12回やろうとボランティアさんたちが言ってくださり、その分はひと月に2回行い、予定通り12回開催することができました。
里葉誕生の3年前から続けていますので、子供たちもみんな大きくなり、ボランティアさん達と驚いています。
Instagramやブログも自分なりにがんばりました。
昨年もたくさんの方々にお世話になり、ありがとうございました。
個人的に大きなことは、2月に父を亡くしたことです。
今でも買い物などしている時に「もう買わなくていいんだ」と、ふと寂しい気持ちになりますが、私もいつかいなくなる日が来るのだから、日々を大切に生きようと思います。
新春は、久しぶりに末娘と映画に行きました。
「ワンダー君は太陽」の続編「ホワイトバード はじまりのワンダー」が公開されているのを知ったからです。
「ワンダーWonder」(R・J パラシオ)は、末娘が小学5年生くらいの時に、まず本を勧めて共に読みました。
その後、「ワンダー君は太陽」という映画になったので、迷わず娘と観に行きました。その時娘は、ちょうど主人公の男の子オギーと同じくらいの歳でした。
あれから6年、娘は高2に。6年しか経っていないのに小学5年生から、高2と変化の大きな年月でした。「ホワイトバード」は、「ワンダー」の中でオギーをいじめていた側の男の子ジュリアンの話でした。
映画はとてもよかったです。
この映画を6年経ってまた娘と観ることができたことが本当に良かった。
普段は、学校や部活、塾に忙しく、時間がなかなか取れない娘ですがお正月休みだったので、一緒に行くことができました。
物語の中のジュリアンも同じく高校生になっていました。
人と関わることを避けるようになってしまっていたジュリアン。
ジュリアンの祖母は、ユダヤ人で同じ高校生の頃にフランスで、突然迫害にあった壮絶な過去を孫に語って聞かせます。
その話を聞いて、何かが変わったジュリアン。
娘の心にも何かを残したと思います。
「自分の命を危険に晒しても人を助けようとする」このような人たちが確かにいた。なぜそうできたのだろうか、と私は考えます。そして、そうするしかなかったのではないかと思えてきます。
正しいとか、考えてとかではなく、目の前に助けを必要とする人がいた、だから行動した。それは心の光(善なる心)によって。
あれから80年経っても、差別は無くなっていません。
日本でも差別は起こっていますし、分断は深まっています。
ドナルド・トランプ氏が第47代アメリカ大統領として今月の20日に就任します。
就任直後に「米史上最大の国外追放プログラム」を開始すると表明し、不法移民対策を最優先事項と位置付けているといいます。
これから世界はどうなっていくのでしょうか、、不安な世の中ですが、私たちも心の光に従って勇気を持って、行動していきたいものです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。