11/12 (日)、ブックトークが行われました

11/12()に第11回「ブックトーク」が開催されました。

今回は写真のような本が紹介されました。

写真にはありませんが、前回紹介された「その島のひとたちは、ひとの話をきかない」森川すいめい

を読んだ方が、またその方の視点でお話しされ、より深く味わうことができました。

これらの本は、しばらくカフェに置かれます。

よろしければどうぞお手にとってご覧ください

 

「ブックトーク」は、コーヒーやケーキをいただきながら、

少人数でおすすめの本を紹介し合うゆる〜く楽しい会です。

聞くだけの参加もOKです。

時々行いますので、ご興味のある方は、「お問い合わせフォーム」または、

お気軽にお声がけください

 

店主紹介本

「徒然草」 兼行

たまたま夏に聞いた「カルチャーラジオ 心に残る古典の一言」

(青山学院名誉教授 佐伯真一さん)

が面白かったので、そこで紹介されていたものを紹介。

 

第八十五段

本当に愚かな人は賢人の良い行いを見てこう言ったりする。

「あいつは偽善者だ。大きな利を得るために売名行為をしているんだ!

結局自分が得をしたいだけなんだ」

自分が善行ができないからといって人の善行を馬鹿にするような奴は

手の施しようのない大ばかだ!こういうやつは自分では何もできない。

偽善さえもできやしないんだ!

と兼行はかなり怒っています。

 

昨今、勇気を持って告発した人などにすぐ「売名行為だ!」などと誹謗中傷する人がいますが、

とても売名でできることではないと思います。

 

またその行いにたとえ偽善の心があったとしても、賢人の真似事だとしても、

行なったものは賢人の仲間なのだと言っています。

 

佐伯先生の「思い切り縮めて言えば」は

「思うことよりすることが大事」です。

原文もご覧になってみてください。